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第12話 優しさの値段

Auteur: 雨音休
last update Date de publication: 2026-04-18 09:10:06
 来た道を引き返し、やがて森を出る。

 村へ戻る途中、雑魚モンスターがまた出た。特に苦戦することなくウミが撃破する。そして西入口から村へと入った。そこで立ち止まる。

「ここまででいいよ」

 ドーラの両手にはセティアの花が握られている。可憐な一輪がそよ風に揺れた。

 ウミがにっこりと微笑んだ。かがんで、両手を膝に当てる。

「分かった。良かったね、ドーラ君」

「うん! ありがとう、お姉ちゃんたち」

「いいのいいの」

 ウミが顔の前で手を振る。

 ドーラは思いついたように「そうだ」とつぶやいた。ズボンのポケットに手を入れる。一枚のカードを取り出してウミに差し出した。

「お姉ちゃん、これやるよ!」

 ウミはきょとんとしたような表情である。

「何これ、カード?」

「この間、道端で拾ったんだ」

「もらってもいいの?」

「いいっていいって。お姉ちゃんたちが助けてくれたからセティアの花を採れたんだ。これはお返しだいっ」

「ありがとう!」

 ウミは頬を緩めて笑みをこぼす。

 まさか?

 トウマは目をみはった。

 カードにはお姫様ドレスのような絵が描かれてある。

 なんだろう、あれは? どんなア
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